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投稿日 2019-03-26

M&A相談

M&A時の買収予算の考え方

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現在売上10億円、営業利益1億円の会社を運営しております。現金は3億程ありますが、M&Aでどれぐらいの会社を買うべきか悩んでいます。
一般的にどれぐらいの規模の会社を買うと安全なのでしょうか。また当社は製造業ですが、製造業以外の案件に挑戦したいと思います。どのような案件に挑戦すべきなのか、教えていただけませんでしょうか。

回答日 2019-03-26

専門家:ロングブラックパートナーズ株式会社

ロングブラックパートナーズ㈱の若宮と申します。

少し乱暴な言い方で恐縮ですが、現在M&A業界は比較的活況であり、なかなか掘り出しモノは見つかりにくい状況だという前提で考えますと、リスクを取らないM&A(安全策の中でのM&A)はなかなか成就しない(=出物が無い)のではないかと考えます。

とは言ってもそれではお答えにはなりませんので、財務的観点でのみ考えます(安全という観点は様々だと思いますので)。
その場合ですが、利益は1億円だとすると、まず借入金は最大10億くらいまでは可能だと思われます。現金だけで買うことが良いこととは限りませんので、最大までとは言わず、まずは3億円程度の借入レベルで考えると、万が一なにかあった時に、買収元が傾くリスクは少ないのではないでしょうか?
とすると、(現在貴社が無借金だとして)6億円くらい、その場合の買収先の利益水準は概ね1億円程度のイメージです。
あとは、"安全"に関するその他の観点では、中一般的に顧客の分散の程度や人材の状況等、今後の経営等の判断があることはご承知の通りです。

なお、業種ですが、勿論新規事業というのもありますが、王道は商流の川上、川下、もしくは同業です。貴社が今後成長していく中で何を強化したいのかを突き詰めて考えると、M&Aの対象が見えてくると思います。

個人的には、その観点で、貴社として本当に強化したい分野やリソースに合致するM&A案件があれば、”安全”という観点よりもリスクをとってでも実行すべきではないかと考えます。

ご参考になれば幸いです。

回答日 2019-04-01

相談者

ロングブラックパートナーズ株式会社
 若宮先生

お忙しい中ご回答いただきましてありがとうございます。

>>6億円くらい、その場合の買収先の利益水準は概ね1億円程度のイメージです。
1億円の利益から税引き後で約5千万円の利益が出るとします。6億で買収した事業から投資回収するには12年ほどかかることになりますが、これぐらいが一般的な許容範囲とみるべきなのでしょうか。

川上川下の事業買収の場合、既存事業とのシナジーは見込めると思いますが、現在弊社が手掛けている事業はニッチであるためなかなか難しいのかもしれません。販路面でシナジーを生みつつ、新しい業界への挑戦ができるようなうまい案件があるとありがたいですね。

ご助言ありがとうございます。

回答日 2019-04-01

専門家:ロングブラックパートナーズ株式会社

ロングブラックパートナーズ若宮です。
お返事ありがとうございます。

そうですね。発生する法人税について、企業価値算定上考慮する、しないは算定方法の考え方次第ですが、結果的に実務上の考え方(結果)としては、考慮前の損益の概ね5~6倍程度がまずもっての目線だと思います。ですので、その水準であれば許容範囲ととらえるべきかなと思います。

また、ニッチな分野の事業をされているとすると、確かに川上/川下は難しいですね。貴社のビジネス分野について理解ができていないので、なかなか具体的なお話は難しいのですが、やはり他社の新規事業を見ても、広い意味ではシナジーがある(そのようなストーリーを作っている)ケースが多いように思います(例えば建築設計会社がフィットネス事業を展開してみたりとか)。いずれにせよ、よくご検討いただき、貴社にとって良いM&A案件が見つかることを祈念しています。
ご不明な点がございましたらお問合せ下さい。

回答日 2019-04-03

相談者

ロングブラックパートナーズ
 若宮先生

5~6倍が目線なのですね。わかりました。ありがとうございます。

建築会社がフィットネスもシナジーになるのですね。建物を安く建てることができるから、という理解で良いのでしょうか。そういったシナジーであれば、当社でも検討できるのかもしれません。ありがとうございます。

回答日 2019-04-04

専門家:ロングブラックパートナーズ株式会社

ロングブラックパートナーズ若宮です。ご連絡ありがとうございます。
そうですね。内装含めた建築設計部分のシナジーとあとは従業員の福利厚生にもなるという判断と聞いています。
他にも、従業員のためということで、物流会社が不動産仲介会社や飲食店を探していたりということもありますので、事業展開というシナジー面に加え、人材確保、育成という観点のMA検討も最近は多くなってきているなという印象です。

回答日 2019-04-05

相談者

従業員満足度の為のM&Aというのもあるのですね。
シナジーにも色々あるのですね。
よく分かりました。ありがとうございます。

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