2020-06-30

成約者の“今” ~餃子事業を引き継いだその後~

買い手(法人):株式会社ふなやす

<成約者のPMI事例>

過去に無事TRANBIで成約した買い手様に、M&Aを活かした経営の現状(想定通り?それとも想定外?)を語っていただく企画『成約者の“今”』。今回は冠婚葬祭の運営や弁当の仕出し事業を展開する老舗企業、株式会社ふなやすの安部潔仁社長に、2019年3月に実施したギョウザ製造事業を買収後の“今”をインタビューさせていただきました。

【食べ放題開始で大盛況】

- M&Aを経て、どのような経営を展開されていますか?
ギョウザを製造する機械と秘伝の味を再現するレシピを売り手様から譲り受けました。本社のある岐阜で新しく小さい飲食店を構え、焼きギョウザを店内で提供していました。最初は売れ行きも良く客足が好調でしたが、他といかに差別化しリピーターになってもらうかが勝負だと感じていました。

そこでお客様に楽しんでもらえるように、一枚の鉄板鍋ごとギョウザを提供し、ご自身で焼いてもらう食べ放題サービスを開始したところ、とても好評に。最初は団体客でわいわいと盛り上がり、味を知っていただいてからは個人でも来店いただくという流れができました。見た目もインパクトがあるので、SNSで写真を投稿してもらえるという波及効果もありましたね。

ただ今はコロナの影響が大きく、いったん店内での提供を中止する形をとっています。代わりにテイクアウトでの冷凍生ギョウザでの販売が伸びていますね。私どもでの本業である弁当の仕出しとセットで、冷凍生ギョウザを販売する形も増えはじめています。


 

(ふなやす様が提供する生ギョウザ)

【コロナを逆手に新商品を開発】

- ピンチの中でも活路を見つけているということですね。最近新しくはじめた施策はありますか?
コロナの影響で中食が増える傾向にあることはもちろんですが、在宅で過ごす方が増えることにより健康に関しては今まで以上に気を遣うようになると思われます。

そこで、食後の血糖値の上昇を緩やかにする成分「イヌリン」を含んだきくいもに着目したギョウザ開発に取り組んだ結果、新商品が完成しました。きくいもをパウダー状にして練りこむことで、一年中提供することが可能です。


 

(ふなやす様の畑で栽培したきくいも)

【ギョウザの魅力「皮」で想定外!】

- 事業引継ぎ後、想定外のことはありましたか?
前オーナーの際は店舗で焼きギョウザを直接提供するという方式であったため特段問題はなかったのですが、当社で冷凍生ギョウザを販売することに挑戦したところ、ギョウザの皮が破けてしまうという事態が起こりました。

私どもが作るギョウザは、“たれをつけなくても美味しい”、“冷めても美味しい”が売りであり、水気で皮が膨らまないよう脱水率を計算して作っています。なので、皮はとても繊細で薄めであり、瞬間冷凍すると冷凍庫の風で割れてしまうのです。これを解消するために、早めにパックで保存することにし、半年かけてテストしながらようやく量産化できるようになりました。

【地元の養老町を活性化させたい】

- 変化に対しての適応力はさすがです!今後の目標はありますか?
当分は事業を軌道に乗せることに注力したいと思います。それが達成できれば、次は地元、岐阜県の養老町が活性化させることに尽力していきたい。これは人生の目標でもあります。地元にはキャンプや釣りなど人を呼び込める資源がたくさんあります。これらを促進できるようなM&Aにも挑戦していきたいです。


 
 

【ふなやす様へのお問い合わせ先(餃子のしんわ:050-5597-7912)】

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