人口1万人の町を支える「食のインフラ」を次代へ。島根県奥出雲町、30年続くショッピングセンター「横田蔵市」のバトン。

人口1万人の町を支える「食のインフラ」を次代へ。島根県奥出雲町、30年続くショッピングセンター「横田蔵市」のバトン。

人口1万人の町の暮らしを支えてきた「横田蔵市」。30年続く食のインフラを、次の世代へ。生鮮へのこだわりと地域の信頼を受け継ぎ、奥出雲の未来を共に守る後継者を募集しています。

島根県奥出雲町。のどかな山あいに位置する「横田蔵市」は、単なる商業施設ではありません。
1995年の移転オープン以来、ここは住民にとっての「地域の台所」であり、欠かすことのできない「生活インフラ」として歩んできました。

現在、運営を支えてきた3人のベテラン経営者が、地域の未来を託せる情熱ある後継者を募集しています。

譲渡スキーム 株式譲渡
企業名 協同組合横田ショッピングセンター
住所 島根県仁多郡奥出雲町下横田84番地
代表者 安郷 弘泰さん
譲渡資産 設備、在庫、営業権・ノウハウ

※施設やご利用者のご迷惑になりかねませんので、直接の電話問い合わせや、アポイント無しのご訪問は固くお断りいたします。必ず記事下部にあります案件詳細ページを通じて交渉ください。

1. 事業概要とこれまでの歩み

「横田蔵市」は、複数の事業者が集まる協同組合方式で運営されている地域密着型スーパーマーケットです。かつては旧市街地の中心部で組合参加企業がそれぞれ営業していましたが、駐車場不足などの課題を解決するため、1995年に協同組合を設立して、町や地主の全面的な協力を得て現在地へ移転しました。

移転当時は年間売上13億円を誇るなど、町一番の活気ある場所として親しまれてきました。その後、近隣への大型店進出や人口減少という逆風の中でも、年間約8億円の売上を維持し、30年間にわたり「町の食」を守り続けています。

2. 魂の仕入れが支える「圧倒的な鮮度と信頼」

本事業の最大の特徴であり強みは、大手チェーンには決して真似できない「仕入れへの情熱」「目利き」にあります。
例えば、鮮魚を担当する植田氏は、毎朝2時に起床します。自らトラックを運転して1時間かけて松江の市場へ向かい、その日一番の魚を競り落として店に並べます。青果担当の森田氏も同様に、毎朝市場へ足を運び、プロの目で厳選した一級品を仕入れています。

また、単に食材を売るだけではありません。顧客の高齢化という時代の変化に合わせ、丸魚をそのまま売るだけでなく、すぐに食卓に出せる刺身やお惣菜へと店内で加工して提供しています。こうした「手離れの良さ」と、長年の対面販売で築き上げた「この人が選んだものなら間違いない」という住民からの厚い信頼こそが、何物にも代えがたい資産となっています。

3. 立地・市場環境:奥出雲の「当たり前」を維持する責任

奥出雲町は、人口約1万1,000人、世帯数約5,000という市場規模です。近年、周辺にドラッグストアやコンビニが進出していますが、生鮮食品の品質において、本センターは今なお町内で中心的な役割を担っています。

11月の「新そば」シーズンや紅葉、お盆や正月には、帰省客や観光客が「ここでしか買えない本物の味」を求めて多数来店します。土地・建物についても、行政や地域住民の理解のもと、格安で安定的に借り受けられる体制<が構築されており、腰を据えて商売に打ち込める環境が整っています。

4. オーナーの想い:この町から「灯」を消さないために

「ここは、この町にとって単なる店ではなく『インフラ』なんです」。

理事長の安郷氏をはじめとする役員たちは、全員が70代後半から80代を迎えました。自分たちが30年かけて築き上げた店を、体力的な限界から引き継ぐ決断をしましたが、その胸中にあるのは「地域への責任感」です。

大手資本であれば、採算が合わなくなれば撤退という選択肢を選ぶかもしれません。しかし、もしここがなくなれば、住民の日常の食は脅かされ、町の暮らしそのものが成り立たなくなってしまいます。行政からも「死守してほしい」と期待されるこの場所を守ることは、奥出雲という町の未来を守ることに他なりません。

左から協同組合横田ショッピングセンター理事長(吉田屋代表):安郷さん、理事(アーム代表):森田さん、理事(奥出雲水産代表):植田さん

5. 今後の展望:伝統に「新風」を吹き込む

本事業は、これまで「対面販売」と「鮮度」というアナログな強みを磨いてきました。しかし、今後はさらなる成長の余地が多分に残されています。

現在、町内でも高まっている「ネット注文」や「宅配サービス」の導入、単身高齢世帯向けの少量パックの拡充、冷凍食品コーナーのリニューアルなど、現代のニーズに合わせた改善を行うことで、さらなるシェア拡大が見込めます。これまでに築かれた厚い顧客基盤に、新しい世代のアイデアを掛け合わせることで、地方創生のモデルケースとなる可能性を秘めています。

まとめ:こんな方へ引き継ぎたい

「横田蔵市」の承継は、単なる店舗買収ではありません。奥出雲の「安心な暮らし」そのものを引き継ぐプロジェクトです。

  • 地域貢献や地方創生に心から意欲がある方
  • 「食」のプロフェッショナルとして、品質に妥協しない姿勢を持つ方
  • 既存の信頼基盤を活かし、新しい配送サービスなどの事業多角化に挑みたい法人

30年の歴史と、毎朝の仕入れに象徴される「本物の食」のバトンを、情熱を持って受け取ってくださる方をお待ちしています。

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