創業28年・丁寧な接客と徹底した清掃で信頼を築いた炭火焼肉店。事業を受け継ぐ熱意ある後継者を募集中!
鹿島臨海工業地帯を抱える茨城県神栖市。幹線道路沿いに立つ全席個室・約70席の炭火焼肉店 「炭火焼工房 宝山(ほうざん)」は、土地・建物ごと事業を受け継いでくれる方を募集しています。
案件概要
| 譲渡スキーム | 事業譲渡 |
| 企業名/施設名 | 炭火焼工房 宝山 |
| 住所 | 茨城県神栖市横瀬766-100 |
| 代表者 | 牛玖 利一 |
※店舗およびお客様のご迷惑となる可能性がございますので、店舗への直接のお電話や、事前のお約束のないご訪問はご遠慮ください。お問い合わせ・ご交渉は、必ず案件詳細ページを通じてお願いいたします。
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黒の外壁に黄色の破風。ヤシとソテツが迎える「宝山」の外観
茨城県神栖市、幹線道路沿いに建つ炭火焼肉店「宝山」。黒い外壁に黄色の破風、ヤシとソテツが並ぶ、一度見たら覚えてしまう佇まいです。この店を営むのが、オーナーの牛玖利一さん。開業は1998年、2026年で28年目を迎えました。
16歳で飛び込んだ、飲食の世界
牛玖さんは1956年生まれの70歳。10代のころから、飲食一筋で生きてきました。
最初は東京へ、その後、地元の千葉へ戻ります。バーテンダーとして働いていたときに、この仕事の面白さに気づいたそうです。
独立してからは、千葉市・船橋市で焼肉店、パブ、スナック、居酒屋、ワインハウスと業態を広げました。やがてラーメン店を県内で5店舗チェーン展開し、自社の製麺工場まで構えます。
麺は水戸市の店にまで届けていたといいます。もっとも、成功ばかりではありません。店も何十件と作って、失敗したものも結構あると、牛玖さんは淡々と語ります。

全席が個室仕様。6人掛けの座敷が9室あり、襖を開けば宴会にも対応できる
「自分が何をやりたいか」ではなく、「この場所で何が受けるか」
業態を決めるときの基準は、いつも同じでした。
神栖への出店も、その延長線上にありました。当初はラーメン店の新店舗を検討していたものの、近隣に競合があったため、焼肉へと業態を切り替えます。決め手は、土地の安さと、釣りで通ううちに得た土地勘。そしてもうひとつ、「年齢を重ねてからも少人数で回せる業態」であることでした。70歳になった今もご夫婦を中心に店を回せているのは、このときの判断があったからです。
店内は、テーブル席4卓と6人掛けの座敷9室、合わせて約70席。すべてが仕切られた個室で、襖を開け放てば最大50名規模の宴会にも対応できます。各席には吊り下げ式のロースターが備えられ、煙は上へ吸い上げられていきます。
ただ、開業直後はうまくいきませんでした。店長に運営を任せていたところ、客足が落ちていったのです。牛玖さんは自ら店に立ち、地域とどう向き合うかを軸に据えた店づくりへと切り替えました。それ以来28年、この場所で営業を続けています。

業務用のガスレンジ、大型のレンジフード、冷蔵庫、食器洗浄機が揃う厨房
店に入っても、焼肉の匂いがしない
この店の一番の強みは何ですか。そう尋ねると、牛玖さんは少し困ったような顔をしました。
それでも、と食い下がると、出てきたのは店内の空気の話でした。
「こだわり」という言葉には、むしろ懐疑的です。
特別なことは何もしていない、と繰り返します。けれど、28年間ずっと同じ水準を保ち続けることは、おそらく特別なことなのだと思います。

特選和牛から韓国料理まで。品数の多さが「宝山」の特徴
「昔ながらの焼肉、味はシンプル、素材はベスト」
店のメニュー表の裏には、こんな一文が刷られています。
その言葉のとおり、品書きは奇をてらいません。特選和牛の上カルビ・特上カルビ・上ロース・特上ロース、和牛サーロインステーキ、3〜4人前の大皿盛。牛タン塩、牛ホルモン、コブクロ、豚トロの塩焼、若鶏や砂肝の塩焼き。
一方で、焼肉店の枠に収まらない品数の多さも目を引きます。サンゲタンやチゲ、テグタンスープ、ユッケジャンといったスープ・鍋類。石焼ビビンバ、石焼あんかけチャーハン、冷麺、温麺、特製ビビン麺、韓国ラーメン。チヂミ、チャンジャ、韓国風冷奴。サラダだけでも10種類近くが並びます。
客単価は平日・週末とも5,000円ほど。焼肉だけでなく、締めのご飯ものやスープまで揃うことが、家族連れや宴会での使いやすさにつながっています。

入口脇の棚。芋・麦・黒糖・米・泡盛と種類ごとに並ぶ
焼酎70種類超。芋・麦・黒糖・米・泡盛が一合から
店に入ってまず目に入るのが、入口脇の大きな棚です。芋・麦・黒糖・米・泡盛と札で仕切られ、本格焼酎の一升瓶と四合瓶がずらりと並んでいます。
メニューは「宝山の旨い本格焼酎」と題した2ページ。芋焼酎だけで40種類近く、さらに麦、黒糖、そば、栗、にんじん、米、泡盛、本格梅酒と続き、合わせて70種類を超えるラインナップです。それぞれに産地と味わいの説明が添えられ、お湯割りの作り方まで書かれています。
これらはすべて一合単位で注文できます。
お客様の側から見た理屈です。焼肉と本格焼酎という組み合わせは、この店ならではの資産といえます。
平日はコンビナート、週末は家族連れ
神栖市は鹿島臨海工業地帯を抱え、コンビナート関連企業が集積する街です。地域経済が安定しているぶん、企業の宴会や部署単位の会食といった需要が途切れません。平日の客層は、その工業地帯に勤める方が中心です。個室で4名から50名まで受けられる造りは、こうした需要に応えてきた結果でもあります。
一方、土日祝は家族連れが主力で、売上の中心もこちら。長く営業してきたことで、「今日はここに行こう」と決めて訪れる、いわゆる目的来店のお客様が多くを占めています。地域の「ハレの日」の食事処として定着してきました。
繁忙期は年に何度か訪れます。お正月などの長期休暇シーズン、そして夏。7月・8月は帰省した方が家族を連れてやってくるほか、サッカーや野球の学生合宿の需要もあります。
まだ手つかずのものが、はっきり残っている
牛玖さんは、できていないことも率直に話してくれました。
ネット予約もSNSもやっていません。求人も新聞広告のままで、応募が取れなくなっているといいます。営業時間も、かつては昼の11時から深夜3時までの2交代制だったものが、今は16時から22時までに短縮されています。
キャッシュレス決済の導入、デジタルでの集客、営業時間の拡大、ランチ営業の再開。着手できることは、はっきりと残されています。
なお、レシピ・メニュー・仕込みの手順はマニュアル化されています。建物は築27〜28年ですが、東日本大震災の後に外壁を全面的に入れ替え、内装も約15年前に張り替えており、店内は今も清潔に保たれています。

駐車場は約30台分。車社会の地域に合わせた造り
託したいのは「腹をくくれる人」──後継者に求める姿
譲渡の理由は、後継者がいないことです。後を継ぐ料理人が現れなかったため、ご夫婦だけで回せる範囲まで営業時間と休日を縮めてきました。けれど、これ以上縮めるのではなく、誰かに渡すことを選びました。
牛玖さんが後継者に求めるのは、三つです。
ひとつは、事業への熱意。「腹をくくって自分で商売をしていこう」という気持ちがあり、責任を持って経営にあたれること。既存の基盤を活かしながら、自分を超える気概で店を盛り立ててくれる方を望んでいます。
ふたつめは、飲食店の経営経験。必須ではありませんが、経験のある方を歓迎します。
そして三つめが、人柄です。
28年間、毎日同じことを積み重ねてきた方の言葉です。
引き継ぎについては、「宝山」を続けたいという方には約1年かけてお教えすることもできますし、独自の方針でやりたいという方はその形でも構わないとのことです。ご希望があれば、譲渡後の継続雇用もご相談いただけます。屋号は、そのまま使っていただくことも、変更していただくこともできます。
牛玖さんが28年かけて築いてきたお店を引き継いでくださる方であれば、ぜひお問い合わせください。
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※施設やご利用者のご迷惑になりかねませんので、直接の電話問い合わせや、アポイント無しのご訪問は固くお断りいたします。必ず上記案件詳細ページを通じて交渉ください。